豆腐売り

20070909223226

4ヶ月に渡るニート生活を経て(笑)
やっとバイトを始めました。

豆腐をリアカーに積んで引っ張りながら街を歩く。
引き売り士ってやつです。

この間の台風のなか、ずぶ濡れになりながら道に迷い、
やっとエリアにたどり着くも、まったく売れず!

負けずに声を張り上げる!
売れず!

ラッパを吹く!
売れず!

もう疲れた〜と休んでいたら、
売れた(笑)

何が起こるかわかりません。
自分との戦いですわ。

何より、得るものがとても大きい。

2日目の研修のとき。
社員さんに言われた言葉が今も心に残ってる。

1日目に結構売れたので甘く考えていた私。
でも2日目に一人で回ったらほんとに売れなくて、人もいなくて。

でもどんなに売れなくても時給は出るから〜
そんな甘い考えを持ってしまってた。

夕方から社員さんが来て、沢山怒られた(笑)
ラッパが小さい!そんなんじゃお年寄りには聞こえない!
道行く人にもっと挨拶をしっかり!
こっちが開かないとお客さんは聞いてくれないよ。

すべてが本当で悔しくて、
たるんでた自分が情けなくて泣いた。
ちくしょーって思って思い切りラッパ吹いたら、
おばあちゃんが出てきて
「待ってたのよ〜」って沢山買ってくれた。
また泣いた。

どんなに駄目でも、売れなくても、
自分の中の希望を捨てちゃいけない。
捨てたら全部死んじゃうんだ。

それを体感した。

どんなに駄目でも、売れなくても、
神様はちゃんと見てる。
がんばってるな!って見てる。
だからきっと最後に良い事がある。
そう社員さんは言った。

自分の誠意をどこまで伝えられるかが鍵なんだって。

帰りにリアカーをひっぱる私に、
「おまえは隙がなさ過ぎる!もっと隙をつくれ!」だって(笑)
リアカーを綺麗にひっぱり過ぎらしい。
もっと汗ふいたり、積荷をなおしたりして、
隙をつくるとお客さんが声かけ易いんだって。

そんなこと言われたの初めてだったからびっくりした〜

なんかものすごい経験。
面白い仕事ですわ。