品川の朝。
みごとな秋晴れ。
空がすきとおってしまいそうなくらいの青。
早朝の気配。
バスの振動。
朝の光。
運動会にいく準備をした老夫婦。
嬉しそうにカメラを持って。
そんな暖かい朝のにおい。
ゆっくりと、秋がきて。
ゆっくりと、冬を感じていく。
おだやかな朝をこうしてつなげていけたらいい。
大切な人たちが、この光の下で笑っていられるように。
暗い夜を越えて、
それでも、
朝は訪れるのだから。
私の大好きな人たち。
みんなみんな。
幸せでありますように。
この空のように、
すきとおった心で、
祈っていたい。