異文化交流と重要無形文化財さま

20080412122528

相方がお世話になっている「国際フィジカルシアター・アユリテアトル」のお芝居を観にいった。
カナダ、スウェーデン、フランス、日本という各国の役者さんで作り上げるお芝居。
芥川龍之介の「藪の中」を肉体とそれぞれの国の言葉で表現する。

これがおもしろい!!

もちろん日本語しかわからないのだけど、
身体からでている言葉を越えた何かがちゃんと伝わってくるのだ。
とても不思議だけど、やっぱり表現に国境はないんだと体感。

終わった後に相方は仲良しのスウェーデン人役者のヨハンさんと雑談。
もちろんカタコトだけどちゃんと意思の疎通をしている。
うわーお。
横にいた私にヨハンが英語で、
「今日はどうでした??」的なことを話しかけてきた。
「え・・enjoy!enjoy!」
と、とにかく楽しかった事を伝えた。へっぽこ!
ああ〜こんなとき英語がちゃんとできたら・・・!!
高校時代が悔やまれる。

そしてそのあと。その後ですよ。
こちらも相方のつながりで、今回のお芝居に協力している能楽師の津村さんにお会いした。
このかたはなんと「重要無形文化財」なのですよ。国宝ですよ。
相方はこの方に能を教えてもらっているんですよ。こんにゃろですよ。

会えただけでも緊張しているのに、
「このあと飲みにいくからおいでよ!」と津村さん。
あわあわわあたしは帰りますから〜あわわ
なんて言えるわけもなく一緒に飲み屋へ。

知らない人と飲みにいくのが私は苦手です。とても。
なにはなしていいかわからん〜ってなるし。
だからこそ行くんだと分かってるんだけど。
今回はほんとメンツがすご過ぎ!

津村さんの他に、某ダンスカンパニーのオーナーさんと、
華道のとてもすごい方。(なんだその表現は)
あと相方とへっぽこな私。。

もうね、話題がね、すごいの。
このあいだ国技館でやったときは・・とか、ドイツ公演の時は・・とか。
芝居に対する着眼点も全然違う。
もっと先を見て上を見て活動してるから、あああもう。
ここにいてすいません!って感じ。
私の体積のとこ透明にしてください!みたいな。
相方はいつもの調子で「華道の稽古ってどんなふうなんですか〜?」とか
あっけらかんと参加。
ほんとうらやましいよ、そういうとこ。

とても短い時間だったけど刺激的な飲みだった。
貴重な体験したなぁ〜
でも帰りの電車ではぐったり。。