入院生活


うちでは泣き顔は通称「梅干し顔」と呼ばれ愛でられています。

出産は大変でしたけど、それに値する素敵な贈り物をもらいました。
色々書きましたが、
あらためて出産のときの事を思うと、

「出産はスプラッシュマウンテンだ!」
と思います。はい。

1.乗るまでにものすごい時間がかかる。
2.いったいどのくらい並べばいいのか分からず悶々とする。
3.乗ってしまったらあっという間に終了!
4.終わったら、可愛いうさぎさんとかメルヘンなご褒美ゾーンがある。

みたいな(笑)
ジェットコースターみたいな体験だったな〜とあらためて思います。
でも、お家に帰るまでが遠足なのです。。

産後の入院生活もまた結構貴重な体験だったので、
書いておこうと思います。

お昼に産まれて、
その日は赤ちゃんは新生児室でお世話してもらいました。
後で分かったのですが、
私があまりに貧血で傷が深かったからのようです。
本当は3時間起きにミルクやオムツのお世話しないといけないので、
あとから大部屋に来た方は産んだその日から、
3時間起きに助産師さんが呼びに来てました。
すごい大変だ〜

でも最初の夜はなんだか興奮してしまい、
身体はぐったりなのに気持ちが高ぶってほとんど熟睡できず(><)
赤ちゃん今何してるかな?とかお腹がぺったんこだーとか色々考えると全然眠れなくて、
気が付いたら明け方。。
しかし、今思えばあの夜がぐっすり爆睡できる最後のチャンスだった。。

2日目は痛みどめを飲んでいるにも関わらず、
傷が痛くて痛くて(^^;)
横になってても痛いし、
座れないし、かがめないし、
ベットから身体を起こすことがまず痛い。。
しかも貧血で低血圧でふわふわ。

しかし朝食が終わったら
「内診しますので処置室にきてください〜」とのこと。
助産師さんからはあんまり貧血がひどかったら車いすを出しますよと言ってもらっていたのですが、
まあ出来るだけ頑張ってみようかなと処置室へ出発。。!

しかしこの距離の遠い事!
実際病室からは5m程度の距離なんですけど、
傷は痛いしふらふらだし、ものすごい時間かかりました。
なにしろ骨盤がまだガタガタらしく、
足がうまく運べない(><)
一歩踏み出すのに5秒くらいかかるので、
廊下の手すりを触りながらゆっくりゆっくり。。
こんなに歩けないものか!?と結構びっくり。

診察も傷が痛くて(^^;)
傷が深いとは言われていたのですが、
あらためて泣きそうに(TT)

そしてお昼からはいよいよ母子同室指導に!
病院の方針によっていろいろですが、
入院中からお母さんと赤ちゃんが同じ部屋で過ごすことを母子同室といいます。
産む病院を選ぶ時、いろいろ迷いましたが、
やっぱり産まれたらすぐ一緒に過ごしたいなと思ったので、
母子同室の方針の病院にしました。

新生児室に行くと、
いたいた!うちの子〜♪
なんだかまだ見慣れてないし、自分が産んだのか〜?と
不思議な感覚を持ちつつ、
赤ちゃんにおっぱいをあげる授乳指導、おむつ替えの指導もしてもらいました。
だっこするのも慣れてないし、
おっぱいを含ませるのもなかなか角度とか難しい(><)
赤ちゃんが寝ていても、4時間以上授乳をあけてはいけないそうで、
そんな時は起こす!
助産師さんが足のうらをゴシゴシ!
「おぎゃー!」
口が開いたタイミングでおっぱいを放り込む!(笑)
ごくごく・・
助産師さんの技はすごい(^^)
だいたい起こしたい時は足の裏をこすると良いそうです。
小さいながらもチューチュー吸引力はなかなかのもので、
なんとも可愛い♪

おっぱいの次はおむつ替えも!
これも色々とコツがあって難しい〜
まだゆるゆるうんちなのでふき取るのに時間がかかって。。
おしりふきもついつい沢山使ってしまいがちなのですが、
「エコ大事よ!できるだけ少なく綺麗にね〜この子達の地球がなくなっちゃったら大変よ〜」と助産師さん。
たしかに!地球がないと困るわ〜

しかし授乳するのもオムツ替えるのも結構ふらふら。。
でも育児はノンストップ!
ここから早速母子同室開始です!
嬉しいのだけど上手くできるか不安なのと、
傷が痛いのが辛いけど。。


病院内では赤ちゃんはコットというケースに寝かせて運びます。
下がカートになっていて荷物も入れられる。
赤ちゃんの頭のところにセンサーが付いていて、
呼吸しているかどうかチェックしてます。
このセンサーを切らずに抱っこしてしまうと、
アラームがけたたましく鳴る!!
そしてこの日の夜中にそれをやってしまった(^^;)
大部屋なのに(TT)

入院中はとにかく傷の痛みとの闘いで、
座って授乳がきついのでほとんど横になってあげてました。
自分の体がままならない上に、
3時間おきに授乳やおむつ替えなどは結構大変だった(TT)
でも寝顔を見てると本当に癒されるし、
頑張って良かった!と思うのです。


パパが面会に♪
相変わらずガチガチ。汗だく。そしてメロメロ。
この時の写真見ると頭がすごい小さい(><)
これを書いている今はもうかなりでかいです(^^)
あっという間に大きくなっちゃうんだなあ〜


これはお祝い膳。
入院3日目に出る夕飯♪
出産してから本能的に食欲が爆発的にあって、
食べても食べても足りないー!という状態だったのですが、
この日のボリュームは満足でした。
それ以外は全然足りなくてかなり差し入れしてもらった(^^;)

4日目

ちょうど台風が来て過ぎ去った日の空。
とっても綺麗だった。

なんとなくふと、
もう戻れないなって悟ってしまったのです。
夕飯食べ終わって、横で寝てる息子を眺めていたら、
なんともいえない不思議な感覚になりました。
夕暮れの切なさとか秋の空気感に触発もされたと思うけど。

この子がいる世界といない世界。
もういない世界には戻れないなと。
あたりまえなんですが。
それは本当に幸せなことで、
でもこの子に何かあったら耐えられないなとか、
死ぬまでこの子の事を思い続けるのだろうという予感というか、
覚悟、みたいな。
世界一幸福な呪いみたいな。
そんな感覚。
うまく言えないけれど。

入院は5日間の予定だったのですが、
4日目の検診でまだ貧血があると発覚(^^;)
しかも赤ちゃんの体重が増えていない(><)
「退院延期になるかもしれません」
ええーー?!

はやく帰りたいー(TT)
まさかの延期の可能性宣言を受け、
必死におっぱいをあげる(><)
出産してからすぐにはおっぱいは出ないものらしく、
5日目くらいから多く出るようになるそうです。
「おっぱい頼むー」と念じながら沢山吸わせるように。
自分はとにかく血を作らねば!と色々食べました。

5日目
「退院おめでとうございます!」
やったー!よかったー(TT)
無事退院できました。
1日伸びるだけでも医療費がかさむ(笑)
息子くんもよくがんばってくれて、
お風呂あがりに体重を計った助産師さんが開口一番、
「びっくりしたわよ!」
「え?!何かありましたか(><)」
「ものすごい体重増えてる!おめでとう!!
びっくりしすぎて2回体重測ちゃったわよ〜(^^)」
「よかったー(TT)」

そんなこんなで無事退院できました。
ほんとはもっと色々書きたいことあった気がするのですが。。
とにかく人生初の入院生活は結構怒涛の5日間でした。
毎日授乳やお風呂やミルク作り指導教室があって、
なかなか身体を休めるタイミングがつかめず(><)
でもやっぱり母子別室だったら、
自宅に帰ってからお世話に戸惑っていたなと思うので、
同室でよかったかな〜

出産レポートしてみる。その2

ここのところ、息子君に「だっこかおっぱいくれてないと泣くぞ」ブームが到来。
なので授乳しながら書いてます(^^;)

レポートの続き!
長いのでお時間ある方どうぞ。。


吐き気と3分間隔の陣痛と闘いながら、
だんだん夜が明けてきた。。
痛みの合間に疲労でものすごい睡魔が襲ってきて、
1分くらい寝落ちするんだけど、
また痛みで起きるという魔のスパイラルに(TT)
もはや今何時なのかもよくわからず、とにかく痛みがつづく。。
知りたい事は、
とにかくいつ終わるのか?!ということのみ(^^;)

明け方、
子宮口がなかなか開かない&私の体力が消耗してきたので、
陣痛促進剤をうつことに。
同意書に本人がサインを書かなくちゃいけなくて、
ほんと痛くてそれどころじゃなーい!という乱雑な字に。

左腕に点滴の管が入って促進剤が体内へ。
痛みがどんどん強くなってくる。

産まれる前に排尿しておかないと赤ちゃんが出て来にくいそうで、
痛みのないわずかな時間にトイレへ。
しかし歩くのもやっと(><)
痛みでうまくできず、結局管を通して導尿してもらうことに。
これもちょっと痛かった(TT)

でも初めから導尿の方が楽な処置なのに、
トイレに行くか聞いてくれた担当の助産師さんに感謝(TT)
人としての尊厳を尊重してもらえるってありがたいことだ。
しかも痛くてパンツもおろせないので色々手伝ってもらう。
「痛いよね」「息をふーっと吐いて力を抜いてね」
「上手にできてるよ!」
など優しい言葉を沢山かけてくれてホントにありがたくて泣きそうだった。。
痛みの波がピークに達すると、助産師さんにすがりつきたい衝動にかられる。
大人だから我慢(TT)

たぶんこのへんで破水。
促進剤が終わったら、感染予防のための薬を点滴開始。

痛みが本格的に。
家にいたときの痛みとはくらべものにならないレベルで、
なんというか、腰をハンマーで中から叩かれてる感じ?
要は赤ちゃんが生まれようとして骨盤を広げて下にさがってくるので、
その痛みが陣痛というわけですな。
と今だから冷静に分析できる。

汗だくになりながらも、
とにかく痛みがきたら「ふーーっ」と息を吐いて身体の力を抜く。
目を開ける。リラックス〜
と思いながらも簡単にできるもんじゃないです(TT)
痛みで身体に力を入れすぎて、足が何度もつるのだけど、
それが柔らぐ暇もなく痛みで力が入ってまた足がつる。
後半は全身に力をいれすぎて震えがとまらず(><)

旦那さんは一晩中腰をおしたり、飲み物を飲ませてくれたり、
2人とも不眠不休(TT)
このあたりから「ふーー」っと息を吐くというよりは、
痛すぎて「うううううううーー」っと唸る状態に。
痛みに唸る私を見て、何故か旦那さんがすでに号泣(笑)
後できいたら「痛々しすぎてみていられなかった」らしい。

ものすごくいきみたいのだけど、
今いきんでしまうと赤ちゃんに負担がかかってしまうので、
いきむのは禁止。
「いきんじゃダメだよ〜」とは言われてもそれがすごい難しい。

ここまでくるともう痛み以外のことを考えたくなってくる。

枕元に機械のコードがあって、
痛みがない1分くらいの間それを見つめながら
「このコードはどこかの職人さんが丹精込めて作ってるんだろうなあ」
「このテレビの裏の配線はややこしそうだなあ」
とか訳のわからない方向へ意識をとばしてみたり。

もっと不幸な境遇の人の気持ちを考えてみたり。
「戦争で手足を失った人はもっと痛くて悔しかったはずだ!」
「重い病気の人は痛みの終わりが分からないんだぞー」
「私はまだ痛みの終わりがある!しかももう少しで赤ちゃんに会えるというご褒美もついてるんだからがんばらんとー」
などなど、疲労と汗だくの中考える。

助産師さんが
「赤ちゃんとっても優しい子ですよ〜お母さんを傷つけないようにゆっくりゆっくり出てきてくれてますよ」

いやいや、早く出てほしいんだけど!
と思いつつ、
そっか〜優しい子なのかあ、わたしもがんばらねば(TT)と決意をあらたに。

助産師さんが2名に増え、
「そろそろお産になりますからいきむ呼吸の練習しましょう」
ん?まだこれはお産じゃないのか?!
どうやら陣痛のがしとお産は違うようです。
ここまでは赤ちゃんが下りてくるまでのあくまで通過点。
ひいい

「強い陣痛の波が来た時にだけいきみますよ!」
「弱い陣痛の場合はいきまないでのがします。体力温存のためね」
速効でいきんで産んでしまいたい衝動にかられているのだけど、
それは駄目とのこと。

2回くらい呼吸を練習。
でももう痛くて早く産んですっきりしたいー(TT)

「もう頭が見えてますよ!(^^)」
ひええ

そうこうしているうちに、
病室に沢山のスタッフが!
2名だった助産師さんが、
ドクターや小児科のスタッフもきて、
総勢10名くらいの大所帯に?!
照明機材やいろんなものがセッティングされていく。
赤ちゃんを温める機械もスイッチオン。

おおーテレビで見る出産風景だわ!!とかぼんやり思いながらやりとりを聞いていると、
どうやら赤ちゃんの心拍数が急激に下がっているらしい。

「ちょっと心拍下がってるから応援たのみますー」と助産師さんが電話して、
いろんなスタッフが駆けつけてくれた。

「深呼吸ふかくして〜」
酸素ボンベをつけられる。
おお!酸素ボンベだーとか思っている場合ではなく、
いやいや、私そんなにやばいのか?赤ちゃん大丈夫かな(><)
と不安にかられる。

どうやらこの時、へその緒が赤ちゃんの首と肩の間に入ってしまって血流が悪くなり、
急激に赤ちゃんの心拍数が下がっていたそうです。
それですぐに取り出さないと危険と判断され、
急遽会陰切開と鉗子分娩に!

要は出口を切って、器具で赤ちゃんの頭をはさんで引っ張りだすんですな。
簡単に書くけどなんかすごいことだ(笑)

「ごめんね〜麻酔するね〜切るね〜」
とあっさりドクターに麻酔をされパチンと切られる。
しかし陣痛の方が断然痛いので、
切られるのはびっくりするほどどうってことなかったです。
蚊に刺されるようなもんで。

全てのセッティングが済むと、
外に出されていた旦那さんが呼ばれ、私の頭の右側に。
左側のベットの手摺のところには助産師さんが乗っている。。
乗っている?どうやらこの人は私のお腹の上に乗って押し出す係りの方のよう。
「お手伝いしますからね〜安心してくださいね」優しい笑顔(TT)
もうぐいっと押してくださいー!

足元にはドクターや小児科の先生も来ていて、
赤ちゃんが産まれたらすぐに処置をしてくれようと待ち構えている。
すごい大人数(^^;)ほんとありがたいことだ。

「旦那さんは奥さんの頭を支えて下さい」と指示され、
頭を足元にむけてぐいっと持ち上げて支えてもらう。
足は踏ん張って、手にはハンドルみたいなやるを握ってひっぱる。

一回目の陣痛は弱かったらしく(何故か助産師さんはそういう波が良くわかる)
「今回はのがします〜」
のがすの?!むちゃくちゃいたいよおお(TT)と思いながらふーーっと耐える。
「深呼吸〜赤ちゃんに酸素いっぱいあげるつもりでね」

2回目「いきみますよ!!」
「はい!」「ううーーーー」
「はい、胸で呼吸して〜」
いきみ終わると肺呼吸を促される。
まだ産まれないー

3回目「のがします〜」
ええー(TT)
「次で産まれますよ!」
おおお(TT)

4回目「はい!いきんでー!!」
うきゃあー(ジェットコースターで落下する時みたいな感じ)
ずるっという感覚とともに、
赤ちゃんが!!

「おめでとうございまーす!!(^^)」
「13時46分産まれましたよ〜(^^)」
「オギャーオギャー!!!!」

さっそくギャンギャン泣きまくる息子の声を聞いて、
夫婦で号泣しました(TT)

やっと会えた嬉しさと、
やっと終わったーという安心感で、
めちゃめちゃ泣けました(TT)
旦那さんは真っ赤な目で「ありがとう」と私に言ってくれて、
なんだかそれも無性に嬉しかった(TT)

すぐに赤ちゃんは処置室に連れて行かれるも、すぐもどってくる。
「赤ちゃん元気ですよ〜大丈夫だからね!」
ちょっと綺麗にされてタオルでくるまれた息子ちゃん。
よかったー無事で(TT)

胸のところにのせてもらったら、
すっごく熱くて、ギャンギャン泣いてて、
鼓動が伝わってきてなんとも不思議な気持ちになりました。
自分の中にこんな子がいたのか〜という不思議と、
自分達の子供なんだなという不思議さがあいまって、
なんとも言葉にできない感じ。
ちょっとのせたらまた処置室へ。

私のお腹にはアイスパットが乗せられ、子宮を冷やす。
子宮を収縮させて胎盤を出すため。
冷たーいと思いながらも我慢。。
少しするとずるっと胎盤が出た様子。

「お母さんの処置をしますからね〜」
旦那さんも外にだされる。
「切ったところ縫いますね〜傷がちょっと深いから20分くらいかかるけどごめんね〜」
「ひーん20分?!(TT)」と言いたいところを、
「はい〜」と我慢。

麻酔を追加して、チクチクチク。。
人生で縫われたことってなかったんだけど、なるほどこんな感じかあ。。
でも陣痛に比べたらほんと蚊に刺されるようなもんでした。

縫ってる間にドクターが
「自己紹介が遅くなってごめんなさいね〜僕は臨時のドクターなんだけど○○といいます(もう忘れちゃった笑)
普段あんまりいないんだけど、今日は土曜だったから担当させてもらいました〜」
「ああ〜」
なんとも世間話のような話題で、疲労で結構それどころじゃなかったんで適当に相槌(笑)
「この糸は溶ける糸だからそのままで抜糸はしないで大丈夫だよ。どうしても違和感がとれなかったら抜糸もできるからね〜」
テキパキ縫いながら色々しゃべってくる。
この時は縫われてる痛みでそれどころじゃなかったけど、
今思い返すと世間話で気を紛らわせてくれてたのかも。。感謝(TT)

20分後、「終わったよ〜頑張りましたね!おめでとうございます」
ひーがんばった(TT)
しかしまだまだ処置はつづくのだ。。

子宮の中に血がたまっていると良くないので、
押し出す!
助産師さんに「ちょっと痛いですよ〜鬼って言っていいですよ」
お腹を上からぎゅぎゅっと押される(><)いたいー
「おにーーー」
「赤ちゃんだっこしてリラックスね!」
あかちゃんが再度来て、
胸のところに置いておっぱいを吸わせる。
小さな口をあけてぱくっとくわえる。
産まれたてでもきちんと生きるすべを知っている。。すごい。
しかし気は紛れるけれどやっぱりお腹は痛い(^^;)

もろもろ処置が終わって、旦那さんや両親も部屋に入れるように。

産まれたてほやほや〜
頭が細長い!
インディジョーンズのクリスタルスカルか?ってくらい長い。
赤ちゃんは頭蓋骨を変形させて産まれてくる。
すごいなあ〜


こめかみに鉗子でひっぱられた傷あと。

鼻と口のラインが旦那さんにそっくりで、
助産師さんにも「パパ似だね〜」と言われる。

旦那さんは一目見て「かわいい・・!!」と息子ちゃんにメロメロ。写真とりまくり(^^)

記念すべき初だっこ。

「うわー怖い!」とガチガチのロボットのよう(笑)
だっこしてるだけなのに汗だく。

ちょっとしてから助産師さんに
胎盤みます?」
「おおーみたいです!」
「じゃあもってきます〜グロテスクなので御両親は外へどうぞ〜」
その後レバーみたいな胎盤を夫婦で見届ける(^^;)
かなり大きい胎盤だったようで、綺麗な赤い色をしていた。
「ここに赤ちゃん入ってたんですね〜」
胎盤の塊とへその緒が繋がってて、胎盤の膜をひろげると、
まるーい卵みたいな構造になっている。
すごい。この胎盤のおかげで約10カ月赤ちゃんが育つ事ができたのかあ〜
感謝感謝。
手袋つけて触る事もできて、
2人で「すごい!ぷるぷるだね〜」「レバーだね〜」と触る(笑)
結構不思議な構図。

なにはともあれ、もろもろひとまず一安心。。
2時間くらいはゆっくり横になる。へろへろ。。
昨日からまともに寝てないし食べてないし。

どのくらいの疲労かというと、
学校の夏の水泳教室の疲労度×100くらいかな。。
2週間くらいのロングラン公演をして、
打ち上げでオールしてカラオケで歌いまくって飲みまくって、
明け方始発で帰る時の疲労度×100とか。。
とにかくすごい疲労です。人生一番の疲労です。
というかこんな長文をここまで読んで下さっているあなた。
きっと疲労しているはず!
お付き合い頂きありがとうございます(TT)
もうちょい続きます。


少ししてトイレに誘導され、
ゆっくり立ちあがるが、
上手く歩けないのと目の前が真っ白に。。!!
トイレまではなんとか自力で行ったのだけど(10歩くらい)
結局貧血で車いすでベッドに逆戻り。
あとで知ったのだけど、
お産としては「出血多量」の領域だったらしい。
旦那さんは車いすで戻ってきた私を見て、
「もう一人産まれるのかと思った!」と。
そんなことはない(^^;)

もうちょっと休憩したのち再度トイレへ挑戦し、
なんとかできた。でも傷が痛くて泣きそうになる(TT)

夕方ごろ、
入院する病室へ車いすで移動。
大部屋の奥の外が見えるベット!
ベットで横になってちょっと安心。

ずっと担当してくれた助産師さんに本当に感謝(TT)
なんだか気持がこみ上げすぎて、
「○○さんのおかげで産めました(TT)ありがとうございました」
と手を握ってしまう私。
「産んだのは貴女ですよ(^^)私はお手伝いしただけですよ!
ほんとに冷静で頑張り屋ですね!
私も貴女のお産に立ち会えて本当に良かったですよ!」
とありがたいお言葉。
なんだかとっても泣けました。。

旦那さんや助産師さんたちがいなかったら、
ほんとに昨日からの痛みには耐えきれなかったと思う。
一人でなかったことにこれだけ勇気づけられた。。
貴重な経験でした。

まだまだ言葉にするには足りない気がしちゃうくらい、
私にとっては壮絶な体験だったのですが、
いよいよ長くなってしまったのでここらでやめます(^^;)
こんな死にそうに長い記事を最後まで読んでくださり、
本当にありがとうございました!!

次回は入院生活レポートしまーす(笑)
ここからも結構壮絶でした(^^;)

なにはともあれ、
ほんとに全てに感謝感謝の出産なのでした(TT)

出産レポートしてみる。その1

人生にそう何度もあることではない貴重な体験。
それは「出産」!

なので息子が寝ているすきに、
忘れないように記録しておこうと思います。
痛いこと書いてますが少子化を煽るつもりはないですよ!
むしろ素晴らしい体験です(^^)

長いですのでお暇なかただけどうぞ(笑)


9月13日朝
お腹がジンジン痛くて目が覚める。
「まさかね〜あはは」
なんて思っていたら、それは前駆陣痛というやつだったようです。
生理痛の弱い感じから、
だんだん痛みが強くなって、
母親に電話
「これって陣痛かね?」
「それ陣痛だよ!」
うわわわ〜

とはいえまだ電話もできるしテレビも見れるレベル。
ヒルナンデスの3色ショッピングを観て楽しめる。

でも規則的に腰のあたりに痛みが、、
それがしかも強くなってる、、?!
破水とかしたらどうしよう(><)旦那さんもいないし。。
というか明日ハグ観に行こうと思ってたのに!
行けないやん〜
なんて考えているうちにズキズキも強く。。

ひとまず各所にメールをしてから、
お昼ごろ病院に電話。
「じゃあ来て下さい〜」
とのことで実家から車をだしてもらう。
この時はまだ歩いて移動できた。。

内診や赤ちゃんの状態をみてもらう。
お昼なので妊婦さんもいっぱいいる。
待ち時間も痛くてきつい(TT)でも待つしかない。
子宮口は開いてないけれど、痛みの波が確実に陣痛だということで
「入院ですね〜」
そのときの助産師さんは「台風もきてるし、良い波に乗って元気に産まれますよ!」
と言ってくれた。
でも痛くてそれどころではなく「そうですね〜はは」としか返せず。

LDRという陣痛から出産まで過ごせる部屋へ移動。
すごい綺麗なお部屋。
痛みの感覚は7分おきくらい。
痛くない時はほんとに痛くない。
助産師さんとも話せるレベル。
2時間くらい横になっているが、
あまり陣痛の間隔が短くならない(><)
「まだ子宮口も開いてないですね〜。初産だし、まだかかりそうですね。
一度ご自宅に戻った方が陣痛も進む可能性あるので、どうでしょう?」

ん??
まさかの自宅逆戻り?!
一度入院と言われたのに、3時間ほどで自宅に帰る事に!
ひー(><)
痛みは続いているのでなんとも不安(TT)
でも助産師さん曰く、病院だとリラックスできなくて時間がかかってしまうことがあるそう。
自宅だとなんだかんだ動いたりリラックスするからお産が進むそうです。

16時ごろ自宅に帰宅。
旦那さんも稽古を早退して帰宅。
ちょっと一安心。

このあたりで痛みの間隔はまだ7分くらい。
「肉を食べるとお産がすすむ!」という噂にしたがって、
旦那さんがちょっと良いお肉を焼いてくれて、
一緒に食べる。美味しい〜
食べられるうちに食べて体力つけておかないと!
ここからの勝負に耐えられないぞー

夜12時ごろ
テレビを見て気を紛らすが、だんだん紛れなくなってくる。
間隔も7分・5分とまばら。
完全に5分おきになって1時間くらい経過したら病院に電話することになっていたので、
微妙なライン。
でも痛い(TT)
旦那さんは横で爆睡。私も眠りたいよー(TT)

午前1時30分
痛みが最強レベルに!(とこの時は思った)
痛みがくると立っていられなくて、
腰に激痛が!
腰を叩いてもらうと紛れるので、
四つん這いになって旦那さんに腰を叩いてもらう。
いよいよ5分間隔。というかもう痛くて我慢できず。
病院に電話、再度病院へ!

2時病院到着
車から夜間救急のエントランスへ。
きつい、、(TT)痛みでうまく歩けず。
母と旦那さんに支えてもらって、
なんとか移動。
助産師さんが車いすで迎えに来てくれる。
車いす押すのは良くやってたけど、
自分が乗るのか〜なんか新鮮だな。。足をはさまないようにしなきゃ〜
なんてぼんやり考えて気を紛らわしたかったけど、全然紛れない。

昼間来たLDRへ再度入院。
付き添いの人は1名しか入れないので、
旦那さんに付き添ってもらう。
痛みがきたら腰を叩いてもらう。
もう手で叩くんじゃ紛れなくなってきたので、
病室にあったゴルフボールで腰をグリグリしてもらう。

2時〜3時くらい?
もうこのあたりから時間もわからず。
痛みは3分間隔くらいに。
アクティブチェアという陣痛のがしの揺れるイスみたいなやつに座る。
前にもたれることができてちょっと楽。
助産師さんに「目を閉じると痛みが増すので目を開けて下さい〜」と言われるが、
痛いとついつい目を閉じてしまって、すごい難しい(><)
旦那さんは「瞳をとじて〜♪」とか歌ってきて
「開けなきゃいけないんだって!」
「目を開ける歌ってなかなかないな〜」
まだこの時はこんなバカな会話もできた。。

助産師さんは30分おきくらいに様子を見に来る感じで、
実質あんまり病室にいない。
「また来ますね〜」と言われても
「いかないで〜(TT)」と言いたかった。。大人だから我慢。
助産師さんが痛みを緩和してくれるわけじゃないんだけど、、
でもまだ旦那さんがいてくれたのでよかった。。
一人で痛みに耐えるのは本当にきつかったと思う。。

痛すぎて気持ち悪くなって、
胃の中のものをリバース。
せっかく良いお肉食べたのにもったいない。。
このあたりから吐き気がきてしまい固形物はNGに
ゼリーと水分だけの摂取
今思えばもっとゼリー買っておくべきだった。。



そんなところで息子が起きたので、
つづく!!

産まれました♪


9月14日13時46分、
3135gで男の子が産まれてくれました♪

いや〜大変でした(笑)
でもめちゃくちゃ可愛いです。
親バカです。
すでに。

すぐにノンストップ育児のはじまりでバタバタですが、
出産時のことなどゆっくりブログに記していきたいと思います。

元気に産まれてくれて感謝!

2758g


すっかり秋の気配がしてきましたね〜
秋が大好きな私としては本当に幸せな空気です。
というかむしろ暑い夏がきらい・・

涼しいってほんと素晴らしい。。
夏の間、暑さで脳味噌や身体がぼーっとしていたのが、
秋の涼しさで徐々に冷静になっていくというか、
正常に機能するようになっていく感じがたまらないです。
秋の澄んだ空も好き。

今日は37週最後の日の検診でした。
明日からは38週。
前回の血液検査でやや貧血だったらしいのですが、
重度ではないのでサプリや食事で補ってくださいと言われました。

本当は毎日散歩したり運動しなきゃいけないのですけど、
どうも動悸と息切れがしてすぐ疲れてしまって(TT)
たぶん貧血だからなのかな〜?と、
鉄分を積極的にとろうと思います。
ほうれんそうとか、レバーとか!

エコー写真ももう全然よくわからないですね(^^;)
2758gだそうです〜
今日は顔が上にむいていたので久しぶりに顔が正面からみえました♪
とはいえエコーは白黒だしリアルには見えないんですけどね。
でも今日は唇がよく見えて、「もぐもぐ」動かしてるのが見えました♪
ちっちゃい口がパクパクしてて
先生も「可愛いですね〜(^^)」と♪
こんな些細なことでも可愛くて嬉しくなっちゃいます(^^)
産まれたらもっと色んな動作が見れるんだな〜と思うと、
すっごく楽しみなのです♪

とはいえいよいよ予定日間近。
高校時代の同級生2人も近所に住んでいて、
しかも同じ病院で出産しているので色々教えてもらっているのですが、
「37週すぎたら内診が痛いのくるよーー」とずっと言われてました(TT)
予定日が近くなっても陣痛の気配がなかったり、子宮口の開きが弱かったりすると、
「卵膜剥離」というやつをやられるそうで。。
妊婦の間では「グリグリ」と呼ばれ恐れられている内診なんです。
卵膜を意図的に剥がして出血させて刺激して、陣痛を起こさせるらしいのですが。。

普通に陣痛待つから!やらないでくださいー!という意思表示を、
助産師さんとのバースプランの話し合いでは提出しているんですが。。
(どんなお産にしたいか、姿勢とかアロマをしたいとか、色々病院と打ち合わせておく話し合いがある)
それでも必要と判断された場合は「グリグリ」しなければいけない場合があるそうで。。。
「必要な時はやりますので」と(TT)

今日はまだ卵膜剥離ではなく、2秒くらいの痛みで済んだのですが、
いたーい(TT)
「ちょっと痛いかもしれませんけど力抜いていて下さいね〜」とは言われても、
力抜いても痛いものは痛い(><)
思わず声出そうになって口をふさぎました(TT)
来週はいったいどうなってしまうのか、怖いーー(><)

陣痛の痛みは怖いけど、
人工的にされる痛みの方が逆に怖いです。。
赤ちゃんの産まれたいサインなら全然がんばれますけどね。

まあ何はともあれ緊張して怖がっていても良くないので、
今はあんまり考えずに自由な時間をのんびり過ごすようにします〜

重い。。


写真はりんさんからもらったねこのミーちゃんのパン♪
可愛くて美味しかった♪ありがとうございますー!

臨月入って2週間目の37週。
重い、、お腹が重い、、
なんだかぐぐっと重さが増した気がします(^^;)

赤ちゃんの重さが2.5kgほど、
そのほかに羊水と胎盤と母乳の準備、皮下脂肪などで体重が増えているので、
なかなか歩くのも立ちあがるのもよっこらしょーです。。

でも食事に気をつけているのと、代謝が良い体質もあるのか、
非妊娠時からくらべると体重増加は6kgぐらい。
「産まれるまでに7kg増加が理想ですよ!きをつけて!」
と散々病院で言われたので、結構頑張りました(><)

とはいえやっぱり重さが。。
臨月の症状をちょっとまとめてみようと思います。

①妊婦は体温が高くなっているらしく、
この猛暑でほんとに動悸と息切れがします(><)いつもあつい。。

②しゃがむのが大変
家の中で床に落ちているものを拾うのがすごいおっくうです、、
足を駆使しようかと思ったりしますが、足元がお腹であんまり見えないし、
やっぱり女子的にイカンなと思いなおします。

③足のケアがしにくい
爪を切ったり、靴下をはくのが難しいです(><)
身体をまげるとお腹のスイカが苦しい。。

④お腹の間合いを忘れちゃう
狭いところはお腹がつっかえて通れなかったりして(笑)
台所に旦那さんと立つと、すれ違う時だいたいお腹で攻撃しちゃいます。
ちょっと面白いんですけどね(^^;)
お腹の間合いを忘れて動くと時々ドアにぶつかったりして
「ごめんねー!」とか言って謝ってます。

⑤夜眠れず。。
膀胱が圧迫されていてトイレも近いので、
何回も起きてしまうのです(TT)
あと、どういうわけか右の背中脇腹?のあたりが痛い。。
だから左側を下にして寝ていたのですが、
最近左の背中も痛くなってきて(TT)
かといって仰向けは無理なので、
なかなか難しいですー

大変なことはこのくらいですかね〜


でもお腹が大きくて得をすることも。
まず最近は電車で席を譲ってもらえるようになりました。
とはいえ毎回じゃないのでできるだけ満員電車は避けていますが、
そういう優しい心遣いは本当にありがたくて嬉しいものです(^^)

あとはレストランなどで良い席に案内してもらえるのも嬉しい♪
背もたれがあるイスとか、ソファとかじゃないと、
なかなか長時間座っていられないのです。

お腹がここまで大きくなるとやっぱり目立つんですね〜
でもツワリの辛さを考えると、
お腹が出てない頃がいちばんそういう配慮してもらいたい時期です。
そういう妊婦さんがいたら積極的に気遣ってあげたいなあとホントに思います。

あとは、腕が疲れたらお腹に腕をおける(笑)
結構便利ですよ(笑)ついでにキックされたりしますけど。


何はともあれ、妊婦生活もあと3週間ほど。
高校の同級生たちも今出産ラッシュなのですが、
みんなだいたい予定日より2週間くらいは早めに産まれているので、
自分も早いのではないか?!とドキドキしています。

いつになるのかな〜
とにかくあんまり遠出はしないでおこうかと思います(^^;)

いよいよ


実家のまろん
お尻を叩かれるのが好き


ちょっと内股

いよいよ臨月の2週目になりました!
ということは、、
今日からもう正期産でございます。。
いつ産まれても良いサイズに育ってくれました♪
本当にここまで、あっという間のようで、
やっぱり長い時間だったと思います。
貴重な時間を過ごさせてもらって、
無事にここまでこれて本当に全てに感謝なのです(TT)

昨日は検診で、2506gに育っていた我が子。
元気に元気に毎日動きまくります(>▽<)

お医者さんや助産師さんからは、
「そろそろ動きにくくなりますから、胎動なくなってきて寂しくなりますよ」
と言われ続けているのですが、
まったくそんな気配もなく!
ぐいぐい毎日活動してます(^^;)

あんまり動くから先生に「ものすごい動くんですが大丈夫でしょうか?」
と聞くと、
「動く分には元気な証拠だから大丈夫よ!(^^)」
とのことでした。
元気なのはいいですが、あばらを蹴ったり膀胱をサンドバックにするのはやめてー(TT)
ほんとびっくりします。。

そして最近気になるのは、、
おなかの中から音がする。。!!
最初は気のせいかと思っていたのですが、
時々「パチッ!」という謎の音がお腹の中からするのです!!
ほんとに!!ほんとなんだってばー!
旦那さんに「今パチッていったよ!」と言っても、
「ほんとー??!」とあまり信じてもらえず。。
破水でもないし、お腹も痛くないし、
うちの子は指パッチンでもして遊んでいるのか?!と謎で(^^;)

先生に聞いても「なんでしょう??」と分からず。

本当に気になって、
ネットで調べたらなんと同じ妊婦さんが沢山!
やっぱり同じように音を聞いた人が沢山いました(>▽<)

どうやら、
赤ちゃんがお腹の中で指しゃぶりをしているらしいのですが、
その指を勢い良く口から外すときに「パチッ!」と鳴るらしい。。!?
真相は謎だけど、
産まれてきたら聞いてみようと思います(笑)

それにしてもいつ産まれてくるのかドキドキ。。
カレンダーを見せて(といってもお腹に話しかけるんですが)
「いつがいい?」と聞いたりしてますが、反応がよく分からず。
あきらかに胎動で示してくれる子もいるみたいですが。
とにかく電車で出かけている時以外でお願いしたいものです。。